パリジャンの朝食から世界の菜園へ ラディッシュ。
わたくしたちがよく目にするラディッシュは
「さくらんぼ」のように丸い形をしていますが、
実はヨーロッパ、特にフランスの菜園(ポタジェ)で
圧倒的な人気を誇る「フレンチ・ブレックファスト(French Breakfast)」という、
とてもお洒落な細長い品種があるのです。
姿かたちはまるで小さな長大根やミニニンジンのような形をしていて、
上のほうが鮮やかな赤、土に埋まっているお尻のほうだけが「ぽっ」と
白くなっているのが特徴です。
名前の由来はね、フランスのパリジャンたちが、
朝食 / ブレックファストにこの細長いラディッシュを薄く切って、
バターを塗ったバゲットにのせ、塩をパラッと振ってコリコリと
好んで食べたことからこの小粋な名前がつきましたのよ。
イギリス人がフランスの文化に憧れて名付けましたわよ。
実は、この品種を開発したのはフランスの種苗会社(Vilmorin社など)だと言われていますの。
フランス語での本来の名前(あるいは分類)は、
ただの「Radis demi-long(中長のラディッシュ)」といった
素朴な名前でした。
しかし、これが19世紀後半(1870年代頃)にイギリスへと渡ったとき、
劇的な変化が起きます。
当時、世界一の経済力を誇っていたイギリスでは、
当時、世界一の経済力を誇っていたイギリスでは、
空前のガーデニング&家庭菜園ブーム。
彼らはフランスの「おしゃれな食文化」にもの凄く憧れておりました。
そこでイギリスの種苗商たちが、
「フランスのパリジャンたちは、朝食にこの細長いラディッシュをバゲットにのせて優雅に食べているらしいぞ!」
という素敵なライフスタイルをそのままキャッチコピーにして、
「フランスのパリジャンたちは、朝食にこの細長いラディッシュをバゲットにのせて優雅に食べているらしいぞ!」
という素敵なライフスタイルをそのままキャッチコピーにして、
『フレンチ・ブレックファスト』という英語名をつけて売り出したのです。
これが大ヒットし、英語の呼び名のままアメリカや世界中へと逆輸入される形で広まりました。
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